●クラウチングスタート
皆様、陸上競技の大会で100mを走る際にスタートの仕方に決まりがあることをご存知ですか?
運動会で走るような立ってスタートをする方法を【スタンディングスタート】と言います。
実はスタンディングスタートでは陸上競技大会に出場できないことがあります。
大会によっては小学5年生以上は手をスタートラインについたままスタートをする【クラウチングスタート】が義務付けられています。
しかし、クラウチングスタートをするにも分からない方が多いと思います。
また、間違った形で行うとタイムが落ちてしまう可能性もあります。
今回は【初心者でもできる簡単なクラウチングスタート】についてご紹介します。
●大切な5つのポイント
クラウチングスタートを行うときに大切にしておきたいポイントは5つ!
足の位置・腰の高さ・肩の位置・膝の振り・腕の引きです。
1つずつ説明していきます。
1:足の位置
1つ目のポイントは足の位置です。
スタートラインに足を合わせて手をつくと、背中が丸まって上手にスタートができないため、少しだけ下がる必要があります。
その幅は人それぞれ体格によっても違いますが、初めて行う場合は1足半ほど下がった場所から試してみて下さい!
2:腰の高さ
2つ目のポイントは腰の高さです。
脚力を使おうと低い腰でスタートしがちですが、小中学生は上手く重力を使うことが大切になるので、肩より腰が高くなるように腰を上げてみて下さい!
3:肩の位置
3つ目のポイントは肩の位置になります!
腰を上げた後に、肩の位置がスタートラインより前になるように、少しだけ前に傾けましょう。
そうすることにより重心が少し前にいくためスタートがしやすくなります。
また、しっかりと前足に体重が乗るようになるので、肩の位置は意識しましょう!
4:膝の振り
4つ目のポイントは膝の振りです。
後ろ足の膝が上手に前方向に振れるようになると、力強くスムーズに1歩目が出られるようになります。
踵が前に出るように出してしまうと、1歩目がベタ足になるので、膝を出すように意識して出しましょう!
5:腕の引き
5つ目のポイントは腕の引きになります。
肘をしっかり引くことによって、膝が出るようになることと、1歩目が力強く出られるようになります。
上半身も上手に使って出られるようにしましょう!
クラウチングスタートはかけっこ・走ることを速くする為にとても大切な要素になります。
低い姿勢から飛び出ることができるように練習してみて下さい!
↓YOUTUBEでも紹介しています!
KIZUNA TOKYOでは、クラウチングスタートの練習は2月の終わり頃から始めます。
季節に合ったトレーニングが大切なので、やりすぎには注意して下さい!
キツイことを努力すれば速くなる!というものではなく、年齢に合った練習をモチベーションを高く行うことで息が長い伸び伸びとした選手になってもらえると思っております。